なみえの今
お墓参り休憩所を実施しました
2020年10月3日
こんにちは。地域づくり支援専門員の今野です。
すっかり秋めいてきましたね。気温の変化も大きいこの時期、体調を崩さないようご注意ください。
さて、秋彼岸の9月21日と22日、2日間に渡って今年も西台の共同墓地前でお墓参りの休憩所を実施しました。
今年で3年目(3回目)となりましたが、新型コロナウイルスの影響もあり、状況によっては中止も検討していました。
お墓参り時期にともなう休憩所の設置は「長引く避難で町への帰還が難しくなってしまったけれど、お墓参りには必ず行っている」といった発言を多く耳にしたことを受け、当事業が立ち上がった年の夏から、要望のある各地で実施しています。
しかし今年は、先に述べた新型コロナウイルスの影響で、やむを得ず中止の決断に至る地区がほとんどでした。
その時々の感染の状況や、国・県から出るガイドラインなどから考え、検討を重ねた上で中止となっていった状況は、中心となって進めようとしていた区長らにとっても、悔しかっただろうと思います。
西台では、感染対策をしっかりとって実施しようということで、具体的には次の対策を取りました。
・具合の悪い方や熱のある方、基礎疾患があるなど不安のある方は利用を控えて頂く
・利用される方には検温、感染拡大防止に備えお名前と連絡先の記入にご協力頂く
・紙コップではなく、お茶缶単体での飲み物の提供
・利用時の手指消毒とマスク着用、離席後のテーブルやイスの消毒対応
・簡易パーティションの設置、間隔をとった席の配置
・屋外テント下での開催(これまでと同じ)
以上の対策を取った上で、終日対応する支援員はフェイスシールドの着用、開設時間の短縮(昨年までと比1時間減)といった対応も重ねて、実施を進めました。
今回の実施日が4連休の後半2日間だったことで、お墓参りに来られる方もだいぶ少ないかと思いましたが、22日が彼岸の中日だったこともあり、2日間とも多くの町民の方が訪れていました。
そして休憩所も、これまでよりは少ないものの、各日20人近く利用して頂きました。
聴かれる会話も「震災後初めて会ったねぇ」という嬉しい声や「この休憩所で年1回会うのが定番になって来たなあ!」といった声もあり、やってよかったと思いました。
また、今年も実施の数日前に住民の皆さんと屯所のお掃除をおこないましたが、終わって休憩時に「屯所の中きれいになったから、ここで趣味の集まりしたり、お茶飲んだりできっとなぁ~(できるよなぁ~)」といった声も聴け、いつかコロナが落ち着いた頃にそんな使い方ができるようになればいいなあと、個人的には一番嬉しい住民の方の声を聴くことができました。
コロナ禍の悩ましい状況は続きますが、今後も対策を取りながら実施する判断に至った場合は、今回のような充分な策を取りながら、安心して皆さんが交流できる場をお手伝いできればと思っています。