なみえの今
今年の田植え<藤橋編>
2021年5月22日
こんにちは、地域づくり支援専門員今野です。
浪江町内の田植えの様子、今回は苅野地区の藤橋生産組合の皆さんを取材してきました。
藤橋のコメづくりが再開して今年で4年目となります。
規模は昨年より1町歩強を増やして6町歩程度となったそうです。
早朝から集まった10名以上の皆さんが、てきぱきと作業を進めて行きます。
田んぼの形状などから、手作業でレーキを用いて代掻き(しろかき)する作業が必要となるのか、佐々木区長が端から端へと忙しそうに走り回る姿が印象的でした。
他地区同様に藤橋行政区でも住民の帰還はなかなか進みません。
この日も避難先から多くの組合員の皆さんが集まっていました。
「この人数で作業するのは、なかなか大変だなあ」などの声も聴こえてきました。
藤橋生産組合では水稲のほかに玉ねぎにも取り組んでいるほか、帰還困難区域の赤宇木の団体がエゴマづくりに取り組むなどして、行政区内のほ場(水田や畑)で少しずつ営農再開が進んでいます。
今年も農作物の栽培を通し、地域の皆さんの交流が深まることを期待します。