なみえの今
ふるさとの民俗芸能写真展より④<大堀編>
2021年7月30日
こんにちは、地域づくり支援専門員の引地です。
6月に開催した「ふるさとの民俗芸能写真展」について、ブログでもその内容をお伝えしています。
6回に分けてお送りする4回目は、大堀地区となります。
小野田行政区の植田勝明区長より、昭和60年前後の写真をお借りしました。
小野田の正月奉納神楽の様子です。
正月の1日2日、神楽が各家庭をまわり、家内安全・無病息災を祈願し奉納されます。
笛を吹き、太鼓を叩き、12名ほどのお行列が地域内を練り歩きます。
お先回りの役の人は、次の家に行き、神楽の到着を待ちます。そして、神楽が到着次第、また次の家へ向かうそうです。
神楽奉納の様子だけではなく、他の役を担う方の役割や全体像が想像できる一枚です。
次に大堀神楽です。
浪江町最大のお祭り十日市。
震災後、二本松に場所を移して開催されていた『復興なみえ町十日市祭』や『なみえ3・11復興のつどい』でも大堀の神楽は披露されており、多くの浪江町民に喜ばれていたと聞いています。
写真は、町の一部避難指示解除後、地域スポーツセンターで開催された十日市祭での披露の様子です。
幕舞、剣舞、鈴舞、幕舞と順に舞います。
力強さを感じる剣舞です。
大堀の神楽は同地区にある愛宕神社を守護神として奉納されています。
次のブログでも、引き続き「ふるさとの民俗芸能写真展」についてお伝えしていきます。