なみえの今
ふるさと大堀に集まろう! 大堀小学校の草刈とふるさと料理教室
2018年11月30日
こんにちは
地域づくり支援専門員の丹野です
11月17日(土)大堀小学校にて草刈りとふるさと料理教室が開かれ、
私たちも地域づくりの一環として参加させていただきました。
大堀小学校は避難指示解除区域に含まれるものの、原発事故後休校となっており、校庭には雑草が生え、荒れ放題となっていました。
そんな中、大堀地区全体で集まる機会を創出し、つながり続けるきっかけにしようと、畑川行政区 齊藤基区長をはじめとした有志の方々によって
「ふるさと大堀に集まろう!」が実現しました。
朝早くからの集合だったにもかかわらず、実に80人にも及ぶ方々が参加してくれました。
町外からこのイベントを楽しみに来てくれた人も多く、ところかしこで「久しぶり!元気にしてた?」など再開を喜ぶ姿もありました。
斎藤区長のご挨拶も終わり、各々が道具をもって我先にと、どんどん草刈りをしていきます。
お昼までかかる予定でしたが、参加された皆さんの頑張りにより、予定よりも早く終わりました。
草刈りの次は料理教室。今回の料理はお餅と芋煮。
お餅はみんなでついたつき立てのお餅。芋煮は料理自慢のお母さんたちから学び、みんなで作った絶品。
参加者の皆さんの話では、大堀では昔から、たくさんの人が集まるイベントでお餅がふるまわれることが多かったそうです。
昔は甘いものが少なく、あんこやきなこをたっぷり使った甘いお餅はみんなに喜ばれ、おめでたい席には欠かせない一品だったと聞きました。
草刈と料理教室の後はお楽しみの食事をしながらの交流会。
みんなでテーブルを囲み、つきたての美味しいお餅と熱々の芋煮を頂きました。
昔話にも花が咲き、「大堀小学校でこんなことをした。」
「山では山菜、川では魚を取り自然を満喫していた。」と思い出を話してくれる方もいました。
雑草が生い茂っていた校庭は見違えるほどきれいになり、小学校はかつての姿を取り戻すことができました。
参加した皆さんの感想を聞くと、
「自分の通っていた小学校をきれいにすることができて、本当に良かった。」
「また雑草が生える夏にもう一度集まろう」という声を聞くことが出来ました。
参加していただいた方々の、ふるさと浪江で何かしたい、地域のつながりを保ちたい、そんな気持ちが感じ取れるイベントだったと思います。