なみえの今

国玉神社『川添盆踊り大会』

2023年9月2日

こんにちは、地域づくり支援専門員の加納です。

7月に行われた八坂神社での盆踊りに続き、今回は川添地区にある国玉神社で開催されました盆踊り大会をご紹介します。
昨年に引き続き、再開2年目となる今年は『川添盆踊り大会実行委員会』も立ち上がり、川添芸能保存会の皆さんや4行政区の区長を中心に、地域住民の方々も一緒になって盆踊りを盛り上げていました。

盆踊り大会当日の天候があまりよくない・・・という予報を耳にしていたため心配していたのですが、前日にテント張りなどの会場準備をお手伝いした際、区長の皆さんからは「国玉神社の盆踊りの日が雨だった記憶はないし大丈夫だよ」と力強いお言葉が。そして当日、仰っていたとおり盆踊り大会が始まる時間帯には青空が広がっていました。この日の午前は津島地区で別の支援がありましたが、ほぼ雨模様という天候だったので、この回復への変化には正直驚いてしまいました。きっと盆踊り大会に対する皆さんの強い思いが通じたのだと思います。

盆踊り大会が始まる前に、川添芸能保存会の皆さんが中心となり神楽が奉納されました。大会の実行委員である川添北、川添南、佐屋前、上ノ原の4行政区長も神楽の演目(乱獅子)へ参加。ほどなくして「家内安全、大安全」「商売繁盛、大繁盛」「交通安全、大安全」というかけ声が会場内に響き渡ると、大きな獅子が豪快に舞う姿を多くの来訪者が写真や動画に収めていました。

 ▲皆さん躍動する獅子の舞いを思い思いに撮影▼

 ▼笛や太鼓の音色が獅子の動きの臨場感をさらに引き立てます▼

 ▼各区長も入って大きな獅子が乱れながら舞う姿▼

このあと盆踊り大会へと移るのですが、奉納に携わった皆さんの休憩や準備があるためしばし中休み。その間に川添芸能保存会の石澤会長によるごあいさつならびに保存会メンバーや出店の方の紹介を兼ねたインタビューが始まりました。

 ▲皆さんとのやりとりに会場は温かい雰囲気に包まれる▼

盆踊り大会に関わる多くの〝仲間〟に対する石澤さんの想いがあふれたこの場面は、地域のつながりと絆の強さをより実感できる貴重な時間となりました。
そして一丸となって進めてきた盆踊り大会がこのあといよいよはじまります。

最初はおとな中心に踊りの輪が形成されていましたが、だんだんと子どもたちが加わり、華やかさと同時ににぎわいが増していきます。ここ数年、新型コロナウイルスまん延によってあらゆることに対して自粛を強いられてきただけに、その開放感からか子どもたちの楽しそうな表情や笑顔がはじけている様子がとても印象的に映りました。

この日はまた、子どもたちが楽しめるくじ引きやヨーヨーなどに加え、食べものや飲みものなどの屋台コーナーも開設。しかも今年はビールを含めたお酒の販売も解禁になったうえ、この暑さも手伝って出店は大盛況でした。

まだまだ今季の暑さは続きそうですが、参加された皆さんにとって『川添盆踊り大会』は、この夏の楽しい思い出の1ページとなったのではないでしょうか。
来年もまた各地域で行われる盆踊りやお祭りなどが、今年のように制限なく思いっきり楽しめるものになってほしいと思います。