なみえの今
『紅房桜』植樹イベント
2021年3月15日
もうすぐ春分の日。皆さま、如何お過ごしですか。地域づくり支援専門員の佐藤です。
今回は、3月7日に、いこいの村で開催された『紅房桜』植樹イベントに伺って参りました。
ポケットモンスターの原作者である田尻智さんのお父様、田尻義雄さんが浪江町ご出身というご縁で、2007年にふるさと浪江を「桜香る町にして欲しい」と新たな桜の品種である『紅房桜』の苗木を1,000本ご寄贈いただきましたが、震災後管理不十分となり残念ながら大部分が枯損してしまったそうです。そこで改めて『紅房桜』を植樹し、新たな町の名所づくりをするために、町民の皆さまとの植樹イベントが開催されたと伺いました。
当日は、風が多少冷たいながら晴天という植樹日和に恵まれ、町内外から70名程の方が参加されました。遠くは、仙台市から駆け付けてくれた方もいらっしゃいました。
次から次に黙々と植樹作業を進める方もいれば、何やら近況報告で話の花を咲かせているグループもいらっしゃいました。また、鍬を手に取り慣れた手つきの方も居れば、自分の身長と変わらない鍬に手こずりながらも一生懸命作業する可愛らしい子供たちが居たりと、大変楽しそうな風景でした。
昨年はコロナ禍の為、外出が制限され、思うような時間を過ごすことが出来なかった1年でした。今年は皆で楽しく歓談できる時間が増えそうですね。いこいの村は、近い将来きっと紅房桜の名所としてお花見で賑わいますね。
尚、桜は野生種15種、園芸品種数で300以上(分類方法の違いもあり正確に数えきれなく諸説あり)あるそうです。その中でも、割と新しい紅房桜。紅房は台湾の八重咲きの緋寒桜(ひかんざくら)と、大島桜の改良種とみられる静岡県の「お房(ふさ)」桜を交配したものだそうです。順調に成長して、早く開花した風景が見たいですね。とても楽しみです。