なみえの今
みんなで花植え
2020年7月6日
こんにちは、地域づくり支援専門員の岸本です。梅雨シーズンも後半となりました。
じめじめとした雨の日が続くと気持ちが憂鬱になり、体調も崩しやすい時期と言われています。
人にとっては少し嫌な季節かもしれませんが、花にとってはこの時期は恵みの雨。たくさんの雨を浴びた花は、一層鮮やかさを増すことでしょう。
さて、新型コロナウイルス感染症の影響による活動自粛が全面解除されたこともあり、6月27日、地域の交流の場になればと考え、西台地域資源保全会が広く西台の住民の皆さんにも参加を呼びかけ、西台花壇の花植えが実施されました。
この花壇は旧マイプラザ(ホームセンター)の北側に位置しており、震災前までマイプラザに来るお客さんの目を楽しませてくれた場所でもあります。震災以降は荒れ放題になっていましたが、昨年度から花植え活動が再開しました。
連日の雨で天候が心配されましたが、どうにか持ちこたえ曇り空の下、無事に実施できました。
当日は、私たちまちづくりなみえも活動にお邪魔し、西台の方々がゆっくりと交流できる場をセッティングさせていただきました。
午前10時、花壇に集まったのは町に帰還した方や避難先から来てくれた方々、総勢19人。
(昨年と比べて5人増)
大倉区長の挨拶と梅松副区長の説明の後、作業がスタート。
今年も、昨年と同様にサルビア200株、マリーゴールド200株を植えました。
合計400株の花植えは、参加された皆さんの力によって1時間程度で終了。
作業後はテントの下で交流会。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、手指消毒の徹底や椅子を離すなどの対策を講じて行いました。
飲食をしながら、思い出話をしたり近況報告したりと話題に花を咲かせ、久しぶりの再会を楽しむ皆さんの姿が見られました。
コロナ禍の今、人とつながることが少なくなっているからこそ感じること。
それは、どんなにオンラインが発達しようとも、心と心の距離は直接会うことには勝るものはないということです。
直接会って、その人の何気ない瞬間に見せる表情、微妙な声のトーンの変化を感じ、息づかいを感じて、その人の空気感や温かさを感じ取る瞬間は、このようなときだからこそ心が救われるような気がしました。
また、地域に彩りを与える、美しい景観をつくるという共同作業も相まって、交流が進んだ1日になったと感じました。
なみエール第1号(7月発行)の裏面に掲載していたなみえクロスワードの答えは「みんなではなうえ」。
ということで、今回はみんなで花植えをした話題をお届けしました。