なみえの今
地域の交流の場として~川添 葉山会館~について
2022年10月3日
地域づくり支援専門員の吉田です。
今回は、川添地区で地域で集う場として7月から利用が可能となった「葉山会館」についてお伝えします。
震災前は、公民館の分館の1つとして「川添葉山会館」があったのですが、震災後老朽化で解体。隣にあった町の消防屯所を、2つの行政区(川添南・川添北)が払い下げを受け、地域の方でリフォームなど整備され、地域の集まる場として「葉山会館」が生まれ変わりました。
【住所:浪江町大字川添字中上ノ原278】
川添北大和田区長と川添南安部区長で、住民が使用したい時の為に鍵の管理をしています。
今回は、川添南行政区の安部区長に施設や周辺について案内して頂きました。
元消防屯所だった倉庫にも、懐かしい写真が幾つか飾ってあり見せて頂きました。
安部区長に視察をさせて頂いた後、お囃子の練習で集まる場として使う機会があるとのこで、後日また葉山会館に伺いました。
この日は、8/20に初めて実施される なみえ創成小中学校を会場としての『盆踊りまつり』に向けて、お囃子を担当する川添芸能保存会のメンバーが、誰でも参加できる場として太鼓や笛の練習をおこなっていました。
親世代から、子ども世代へ教えている姿は、なんとも微笑ましい様子でした。
視察の時は、葉山会館西側にある溜め池や桜並木について、
「自分の子どもの頃は、この池で水遊びをして育ったんだ。春には、池の周りに沢山桜が咲くから、震災前は、地域でお花見会をやったりした。秋には、みんなで芋煮会みたいなことをできたらいいな。」と、思い出話なども話して下さりました。
安部区長が仰るように、水面に桜並木が映る中で、お花見ができたらとても素敵だなと思いました。
来年の春は、葉山会館の周りにお花見で集う人たちの様子をお伝えできればと思います。