なみえの今
今年の田植え<2022 苅宿・西台編>
2022年5月20日
こんにちは、地域づくり支援専門員の吉田です。
前回に引き続き、浪江町内の田植えの様子をお届けします。
まずはじめに、苅宿行政区の農家の皆さん「苅宿ふれあいファーム」です。
今年で再開から4年目となり、苗作りからおこなっています。
予定よりも苗が早く成長して田植え始めになったこの日、取材をさせて頂きました。
町内外から集まって農業を続ける中、去年より5町歩増やし、今年の作付面積は20町歩。
苅宿のお米を町内の人にも食べてもらいたいと、昨年は苅宿のブランド米として道の駅にも出荷をしていました。
続いては、西台行政区の田植えについてです。
「西台生産組合」の4人の方達は、今年で田植えを再開して3年目で、予定の作付面積は水稲で10町歩。
品種は主に「天のつぶ」と「コシヒカリ」を少量をつくるとのこと。
田植え前に雑草の駆除をされていたので、理由をお伺いしました。
「葦(よし)の根っこはすごいんだ。これを除けておかないと米が育たなくなってしまうんだ。」と、教えて下さりました。
「イノシシも、畦道にいるミミズを食べに来て、足跡があるんだ。百姓っていうのは、こんな大変な仕事がいっぱいあって、だからおいしいお米ができる。そういうのを知ってもらえたら、米ひとつぶも大事に食べれるんじゃないか。」
浪江町では、全町避難に伴い農地も荒れてしまっていたので、営農再開は簡単ではないことも教えて頂きました。
西台では、苗作りから時期をずらして育てていて、田植えは6月上旬まで。
また、稲作の他にも、小麦作りもされるとのことでした。
大変な作業を見せて頂いて、食事の有り難さに改めて気づくことができました。
お忙しい中、取材のご協力ありがとうございました。
苅野地区でも町内の他の地区でも、田植えをしている姿を多く見かける季節となりました。
また町内で農業を取り組まれている様子を、ブログでもお伝えできればと思います。