なみえの今
令和2年4月8日 請戸漁港 競り再開!
2020年4月10日
地域づくり支援専門員の引地です。今年度もよろしくお願いいたします。
4月8日、9年ぶりとなる請戸漁港の競りが再開されました。
今までは水揚げ後、一度相馬市へ運び出荷していましたが、昨年10月に漁港には荷捌き施設が完成、そして4月の競り再開への準備が整いました。
これからは請戸の魚を浪江町ですぐに食べることができます。(漁の状況で変動しますが)
午前9時 ヒラメやナメタカレイなど、たくさんの魚が並び始めました。
競りがスタート! 威勢のいい声が飛び交います。
浪江町の若き漁師 海生丸の鈴木綾乃さん。「嬉しい。やっとです」とキラキラした笑顔で競り再開初日の感想を話してくれました。
そして請戸で競りが終わる頃、権現堂のスーパーマーケットでは魚の到着を今か今かと待っています。準備万端です。
12時30分、ついに店頭に魚が到着!
冷蔵ケースの前で、鮮魚が到着するのをいち早く待っていた方です。
「やっと食べられる~、本当にうれしい。私の実家は請戸で魚屋だったの。」
日頃、町民の皆さんのお話を聞くたびに「新鮮な請戸の魚が食べたい」「やっぱり魚は請戸のものじゃないと!」このような声を本当に多くの方から聞いていました。
競り再開の今日、漁港でもスーパーでも共通して聞こえたのは『やっと』という言葉でした。
ちなみに私も、町民の皆さんに愛されている請戸の魚をやっと食べることができました。弾力があってプリプリ!この食感、本当に感動でした。
待ちに待った請戸漁港の鮮魚。食卓の主役に浪江の海の幸が増えますね。