なみえの今

大堀地区の近況

2018年11月18日

こんにちは、地域づくり支援員の河原です。
10月21日に、谷津田行政区における「メガソーラー発電所設置工事起工式」を見学してきました。

 

 

上の写真は、谷津田行政区の住民を代表して玉串を捧げる原田区長です。

元々谷津田やその近隣地区は、水と日当たりに恵まれおいしいお米が採れたところであった、と伺いました。
しかし東西と南側の3方向を帰還困難区域に囲まれているという難しい状況があります。
ソーラー事業の導入自体は、区民の同意が100%得られたとのことですが、複雑なお気持ち、苦渋の選択があったのではないかと思いました。

上図は、南側から北側を向いて描かれた谷津田行政区メガソーラー発電所の事業イメージ図です。(MUFG様ご提供)

 

この右側=東に隣接する酒井行政区は、帰還困難区域に指定されています。
この酒井地区でも、別の事業者によるメガソーラー事業を導入する準備が進められています。

酒井地区では表土を削り取る除染は行わず、反転耕で土地表面の放射線量を下げる方法で実施されると聞きました。

 

一方、谷津田行政区の西隣りに接する大堀行政区も帰還困難区域ですが、復興拠点として先ずは除染作業が開始されています。

既に室原と南北でつながる県道35号線と、大堀から東に向かって谷津田、酒井、そして高瀬交差点で国道6号線につながる国道253線の除染は終了し、自由な通行が可能となっています。

 

上の写真は丁度日曜日だったので除染作業もお休みのようで、沢山の作業車が駐車していました。

この写真中央奥の陶芸の杜おおぼりが解除となる日が来るのが待ち遠しく思えます。