なみえの今

新しい年に向けて 西台

2020年1月11日

こんにちは。まちづくりなみえ地域づくり支援専門員・苅野地区担当の石橋です。

令和元年12月22日(日)、西台地域資源保全会のメンバーが集まって花壇の草木をすべて撤去しました。来年の花植えのための準備です。

作業はわずか30分で終了。春にはまた花壇ができます。そこには素敵な看板も立てたいと、皆さんは考えています。

そして12月28日(土)、西台公民館の「引越し」が行われました。この小さな公民館は2011年3月11日、町の人々の避難所として使われていました。しかし翌3月12日、人々はこの場所を後にすることになったのです。

あの日からほとんど手つかず状態の公民館内部はかなり荒れていました。すでに再活用は難しい状態で、解体が決まっています。しかしその中には、写真や神楽、楽器、賞状、伝統の衣装にお祭りの旗など、行政区の行事には欠かせないものが保管されていました。新たな保管場所に関する話し合いが行政区の中で重ねられ、この度すぐそばの消防屯所への引越しが決まったのです。

太鼓の台
思い出の写真
伝統の品
屯所に運び入れ
やがて屯所はいっぱいに

作業は1時間ほどで終了しました。大変と思われた作業も、皆さんが力を合わせたことで殊の外簡単に運ぶことができました。人が集まることの意義を感じました。

公民館の解体がいつ始まるのかは未定です。荷物でいっぱいになった屯所をこれから活用していくためには、新たな話し合いや修繕も必要となってくるでしょう。しかし、そうした一つ一つの課題を、今回ご紹介したような「解決のための行動」に結び付けていくことが、これからの地域コミュニティにつながるのではないかと感じます。

年末、掃除のために集まった町内外から駆け付けた区民の皆さんの姿には、新年に向けての強い意気込みを感じます。これからの自治活動の展開をともに考え、実行していくのが楽しみです。