なみえの今
樋渡・牛渡の田植踊体験会
2021年4月5日
こんにちは、地域づくり支援専門員の岸本です。
3月27日に樋渡牛渡公民館で行われた、「樋渡・牛渡の田植踊(たうえおどり)体験会」についてレポートします。
この体験会は、「田植踊」の楽しさを味わってもらおうと、樋渡・牛渡田植踊保存会が主催しました。
開催にあたり、案内チラシを作成し町の情報発信サイトに公開するなど、熱心に周知活動をされた甲斐もあり、当日は4名の方が参加されました。
参加者最年少は6歳の女の子。公民館に着くなり、早速綾竹(あやだけ)を手に取って踊りを教わっていました。
女の子のお母さんにお話を伺うと、浪江町の生まれや育ちではないものの、浪江町に伝わる「田植踊」は以前から知っており関心があったそうで、「田植踊体験会があると知り、娘に体験させてみたいと思い参加してみました」と仰っていました。
参加者の中には、踊り手であるMさんのお孫さん2人の姿もありました。
大学生のお孫さんは小学2年生の時、田植踊を実際に踊られていたそうです。体が覚えているのか、すぐに勘を取り戻している様子でした。10年ぶりとは思えない踊りを披露してくれました。
また、中学生のお孫さんも、メンバーの方に教わりながら一生懸命に踊りを覚えられている姿に、大変微笑ましく感じました。
通し練習の様子
体験会も中盤に差し掛かり、踊り手の方が衣装に着替えると、参加者の視線がくぎ付けになる場面も。
「花柄の着物が可愛い~!」
「色合いが綺麗!」
「私も衣装を着てみたい!」
など、次々と参加者から弾ける声が聞かれました。
体験会に参加されていた女性も、実際に衣装を着させてもらっていました。
嬉しそうな表情をされていますね
体験会を通して、田植踊を教え合うことで、自然と多世代交流が生まれていると感じました。民俗芸能とはまさに、世代の枠を超えた「つながる場」だといえるのかもしれません。
踊り手の方は教える喜び、参加者は踊る楽しさをそれぞれに感じながら、良いひとときを過ごされたのではないでしょうか。
樋渡・牛渡の田植踊に興味のある方は、見学もできるそうなので、ぜひ一度練習会に足を運んでみてください。
<樋渡・牛渡の田植踊 練習会>
日程:2021年5月22日(土)
時間:10:00~
場所:樋渡牛渡公民館(福島県双葉郡浪江町大字樋渡字内城45)
また、樋渡・牛渡の田植踊について動画がYoutubeに上がっていますので、こちらもぜひご覧ください。
今後も、樋渡・牛渡の田植踊に大注目です。