なみえの今
津島でイルミネーションの点灯が始まりました
2023年12月21日
12月2日より、津島地区のつしま活性化センター道路沿い(国道114号)を中心にイルミネーション点灯が始まりました。1月末日までの間、夕刻から夜9時まで柔らかな光が辺りを照らす予定です。
イルミネーションの取り組みに向けては、津島住宅団地に住む有志の皆さんによる任意団体『つしま会』が立ち上がり、当事業で設置に向けての具体的な段取りや浪江町の復興コミュニティ事業補助金を申請するお手伝いなどを進めてきました。
装飾のイメージを「冬だから暖かい色合いがいいよね」「文字は里山を思わせる緑色がいいかな」など役員の皆さんで話し合い、津島地区での作業に興味や関心があるボランティアの方を募って、制作と設置作業を2回に分けておこないました。
1回目は集まった15名ほどでチューブライトで文字をつくる作業です。やはり「津島」はアピールしたいよねと、『つしまの里』という文字を制作することになりました。一文字ごとに分かれたテーブルで、それぞれが担当する文字をつくりました。
2回目は30名以上が集い、屋外でイルミネーションライトの設置作業です。杭を打ってライトを這わしたり、建物の壁面にモチーフライトの取り付け、装飾品の小物の取り付けをするなど、力を合わせて作業を進めました。
1回目はお昼を兼ねた休憩、2回目は点灯式を待つまでの時間のお茶会として、それぞれお弁当や軽食を取りつつ参加者間で交流できる時間もつくりました。会長からの豚汁などの差し入れには、参加者から喜びの声も出て、作業している以上のにぎわいで楽しい時間となりました。
いよいよ点灯式となりました。津島支所の戸浪義勝支所長も出席され、お祝いとお礼の言葉をいただきました。
つしま会の会長からは「津島住宅団地の住民を中心に、参加したみんなの力で津島に明るい光がともりました。感動しています。センター前を行き来する方にも津島が明るくなったと感じてほしいと思っています」と感謝の言葉が述べられました。
年末から年明けの時期は、日本全国様々な場所でイルミネーションの景色が観られると思います。津島では初めての取り組みとなり、規模はとても小さいものかもしれません。しかし、特定復興再生拠点の避難指示解除から1年を迎える前に、地域の方が中心となったこのような取り組みが進んでいった状況にはとても感動しています。
一方で、津島や他の町内の帰還困難区域でも特定復興再生拠点として今春解除された面積はごくわずかで、最初の一歩を踏み出すことすらできない地域は多く残っています。
そのようなことをしっかりと頭に置きつつ、人と人とのつながりを維持したり深めたりしていけるようどんな取り組みができるか、今後も考えながら進んでいきたいと思っています。
つしま活性化センターの前を通る際は、ぜひご覧になってみてください。
地域づくり支援専門員 今野がお伝えしました。