なみえの今
津島でボランティアを募り、花植えをしました
2023年10月19日
こんにちは、地域づくり支援専門員の今野です。
今春に津島地区でも特定復興再生拠点では避難指示が解除され、町役場津島支所が入るつしま活性化センターを活用した集まりや催し事が、少しずつ増えてきています。
11月5日には、町と実行委員会が主催する浪江町「さあ行くべ!つしま肉まつり」の開催を予定しており、話し合いや細かい段取りなどが進められています。肉まつりは原発事故前まで津島で開かれていた焼き肉を中心としたお祭りで、もう一度やってみようと津島の皆さんが中心となって取り組んでいる状況です。
その肉まつりに向け、なにか楽しく準備作業ができればと会場の彩りを創出する花植えを実施することになりました。ボランティアを募って皆さんでおこなうことで、地域に関わるきっかけや、集まった人の交流の場になればいいなと思いながら、チラシなどで呼びかけ募集をしてきました。
10月14日当日、晴天となり天気の心配もいらなくなったこの日、20名近い方が町内外各地から集まりました。
津島から避難生活を送る中で「津島でおこなわれる作業に参加してみたいと思って」という方や「ボランティアは始めてだけど誘われてやってみたいと思った」という方。また「これまで東北各地や南相馬市にボランティアに来ていたが、浪江は初めて。チラシが目に留まりやってみたいと思った」という方など、様々な方が集まってくださいました。
作業は2種類の土を混ぜ合わせたり、布製のプランターに砂利をしいて土を入れたり、苗を植えたりなどで、130のパンジーとビオラの苗を植えました。およそ50のプランターができたのと、花壇にも苗を植えることができました。
プランターや花壇の植え込みには「11月5日開催肉まつり。ボランティアで花植え作業しました」などと書いたプレートを差し込みました。これでイベントの周知にもつながるかもしれません。
津島から避難している若い方も参加され、動機などを聞くと「津島で肉まつりをやるということで、その準備のボランティアを募集していた。津島でやる取り組みなのでぜひ参加したいと思った」などとおっしゃっていました。参加された津島出身の方とも面識があり「〇〇さんの息子さんだよね?」など会話も弾んでいました。
センター隣の、今春から入居が始まった住宅団地からご参加された方も多く、作業やそのあとの交流会などを通じ、楽しくコミニケーションできる場にもなったかなと思います。
今回植えた花については、当面の間はつしま活性化センターの建物の軒下に飾ることでイベントの周知を促していきます。肉まつり当日は会場内で移動し、目に留まるような適所に配置したいと思いますので、ご来場される方はぜひ、お花を見ながらイベントも楽しんでいただければと思っています。
引き続き、このような地域に関われる場を創出していきます。