なみえの今

震災後2回目となる室原田植え作業

2024年5月24日

昨年の試験栽培を経て、今年も室原行政区内の水田にて震災後2回目の田植えがおこなわれました。今回はその様子を地域づくり支援専門員の加納がお伝えします。

震災後初めてとなる田植えをおこなった昨年もお子さんなどを含め30名ほどの方が参加され賑やかな様子でしたが、2年目となる今年も25名の方が集まりました。

 ▲たくさんの方が集うことで自然と皆さんの表情も笑顔に▲

田んぼを均したり、石などが詰まって流れが悪くなった水路を確保したり、皆さんそれぞれが思い思いに作業をされておりました。ひさしぶりに稼働する田植え機の様子を見守りつつ、時折、声援が飛び交うそんな温かい雰囲気に包まれながら作業が進んでいきます。

皆さんが集うことで、そこかしこで談笑される様子がとても印象的でした。
復興組合の高田秀光会長はあいさつで「そんなに時間もかからないとは思いますが・・・」と仰っていたのですが、実際には田植え機のトラブルが発生し、中断を余儀なくされる事態に。

それでも協力して部品となるピンの代わりになるものを探したり、工具などで切断したりするなど修理を試みました。不測の事態にも皆さん動じず、息の合った掛け合いに笑いが生まれるなど、とてもトラブルが起きている状態とは思えないそんな雰囲気でした。事前に修理の連絡を入れたことで、部品も到着し無事に田植え機が復活。作業が再開され、無事にすべての苗を植えることができました。

秋にはどんな光景が広がっているのか。いまからとても楽しみです。