なみえの今
8年ぶり、標葉郷相馬野馬追を終えて③
2018年8月6日
地域づくり支援専門員の東山です。
町内に旗指物(はたさしもの)が見受けられるようになってから楽しみに待ちわびた日。
ほら貝の優雅な音色と騎馬の蹄音が心地よく鳴り響くなか、厳かな雰囲気に包まれ、ついに浪江町で8年ぶりの標葉郷野馬追祭が執り行われました。
(続々と中央公園に集まる騎馬武者達)
(中央公園を出発、8年ぶりの御行列が始まりました)
出陣された本林耕作さん(功労者・83歳)の奥様に中央公園からの出陣が終わった際にお話をうかがいました。
「感激です。今までは原町、小高までの開催だったけど浪江でやると、浪江町の人と会える。いろんな人と会えて、言葉が詰まった」
「地域の人が集まることでふるさとの復興につながる。浪江町で来年また会える、というのは励みになる」
「帰りたくても帰れないもどかしさの中で地域の祭りでみんなに会えたことがうれしい」
など、町内での開催と多くの再会を喜ばれていました。
そして「高齢者に夢を聞いても、無いというのが普通だろうけど、主人にとっては野馬追に出陣することは夢であり希望であり継承の手助けになる。地域にお祭り(野馬追)があることは”やりがい”に通じ、本人の健康維持の努力にもつながっている」と、野馬追に対する熱意と魅力を話してくださいました。
8年ぶりの野馬追において再会の笑顔に包まれた浪江町でした。
来年の野馬追が今から楽しみです。
(2日目の帰り馬。浪江の駅前に相馬野馬追が戻ってきました)