タイトルをクリックすると個別の記事のみご覧いただけます。
はじめまして、今年の1月から地域づくり支援専門員に着任しました吉田です。
よろしくお願いいたします。
今回は、町内にある「防災コミュニティセンター」について、お伝えしたいと思います。
町内には、大堀・浪江・苅野・幾世橋の4地区で整備が進められていますが、完成済みの大堀防災コミュニティセンターの中を見せてもらいながら、浪江町役場 防災安全係の渡邉さんに使用方法などお話をお聞きました。
大堀・浪江・苅野・幾世橋の防災コミュニティセンターは、外観の違いはありますが、施設の概要は同じ規模でつくられています。
消防法では、「290人収容」可能な施設となっており、町としては(集会室2部屋+屯所用和室の広さ、駐車場での車内避難者まで含めて)避難者数100人を想定して、避難計画を立て準備をしています。
コミュニティ機能としての集会室は、生涯学習や集会等で利用することができます。
既に「浪江踊りの会」や「太極拳」などで活用されている団体もありますが、町民さん等に普段使いしてもらえば有難いと仰っていました。
↓申込み方法「大堀防災コミュニティセンターの使用方法」
https://www.town.namie.fukushima.jp/soshiki/1/27458.html
集会室の奥には、備蓄倉庫があり、水・非常食(フリーズドライ)・毛布・パーテイションテントなどが保管されています。
パーテイションテントを広げてみると、2畳分の広さでした。
簡易ベットも準備する予定とのことです。
他に、通信環境としてテレビや防災無線の戸別受信機、EV自動車から需給できる非常用電源なども備わっています。
一通り案内してもらった後、渡邉さんに担当された防災コミュニティセンターで想い入れがある部分を聞いてみました。
「大堀地区では、敷地にある桜が春になるととても綺麗なんです。コロナもあって今秋に予定していた芋煮会はできませんでしたが、今後防災キャンプ等も町民の方と一緒にやりたいですね。」と、話して下さりました。
これから暖かくなってくるので交流の場として、またお彼岸の時期はトイレを日中開放(夜間閉鎖)するそうなので、お気軽にご利用なさって下さい。
浪江・苅野・幾世橋の防災コミュニティセンターについても、引き続きブログで取り上げていきたいと思います。
こんにちは、地域づくり支援専門員の今野です。
この冬、浪江町内でも各所で冬の風物詩のイルミネーションが、夜の街並みを彩りました。
JR浪江駅前もイルミネーションプロジェクトが実施されました。夜を彩る飾りつけもこの冬で3年目。町民有志による”なみえイルミネーション実行委員会”が計画し、私たち支援員も準備などお手伝いを進めました。
今までとは少し中身を変え、駅舎とバス・タクシー乗り場を中心として黄色い光のラインや青いすだれのように見えるライトで飾り付ける案で進めて行きました。
今回は、町民の皆さんに呼びかけ、ライトを覆う透明な箱型のカバーに思い思いに絵やメッセージを描いてもらうワークショップも町内各所で開催しました。
町内で開かれている体操やグラウンドゴルフなどの趣味のサークル、放課後子どもクラブなど、あちこちにお邪魔してワークショップを開催。また、道の駅なみえ来館者や仮設商店街まち・なみ・まるしぇご利用の皆さんなどにも、ご参加いただきました。
手のひらサイズの透明箱型カバーの5つの面に、自由に描きたいと思ったもの ー 浪江町の名所やポケモンをはじめとした好きなキャラクター、クリスマスや年末年始のイラスト、メッセージなどが描かれました。自宅に持ち帰りお子さんが描いた作品を提出される方も多く、世代的にも幅広い、様々な作品が集まりました。描き出すと夢中になる皆さんの姿が印象的で、最終的に150個近いカバーが集まりました。
設置したライトへカバーを取り付ける作業も、ワークショップ参加者がおこないました。点灯式の時間も近づき、試しに灯りをともしてみると「おおっ」「いいねー」などの歓声が上がりました。
冬の駅前は寒く人気(ひとけ)も少ない場所でしたが、イルミネーションで明るく、楽しい場となりました。
そして今年も点灯式後には「防犯まちあるき」を実施。駅周辺を2つのルートに分けそれぞれ15人ぐらいの参加者が、夜間危険な個所はないか確認と、営業しているお店を訪ね防犯の声がけなどもしました。
手づくりの作品が駅前に飾ってあることで、鉄道の利用者で浪江駅に降り立った方へも町の楽しさや町民の温かさなどが伝わる場/機会になったのではないでしょうか。
地域づくりを楽しみながら、住民自治活動を後押ししていく。そんなお手伝いを引き続きしていきたいと思います。
前年度のイルミネーションの様子はこちら
→権現堂地区 駅前イルミネーション&防犯まちあるき(2020年12月11日)
こんにちは、地域づくり支援専門員の引地です。
2月に入り、あの恒例行事、裸参りを思い出す方も多いのではないでしょうか。
町の無形民俗文化財に指定されている 裸参り。残念ながら現在は休止中ですが、 1年間の無火災を祈り毎年旧暦の1月8日に行われていました。
12月の当ブログで『冬の伝統行事 裸参りについて①』として、由来や参加されていた方のエピソードをお伝えしましたが、第2弾の今回は、毎年楽しみに沿道で見ていた(水をかけていた)町の人々の声や当時の思い出などを紹介します。
まず、毎年見ていたよ!という奥さま方に聞いてみました。
「見ている側もエキサイトしたね」「終わった後のお風呂、昔は木場魚店で入ってた人もいたかな」
「神社で火おこしして待ってるのよ。街中は見ている人がいるけど途中から水かけの人が少なくなってくるよね」
「水はずっとかけられてたほうがいいらしいよ、寒いだろうと思ってかけないでいると、もっと寒いらしいよ」
話すうちにいろいろ思い出してくるようで、皆さん「そうそう!」と、めいめいにお話してくれました。
次は権現堂在住の川合さんです。
たくさんお話いただきましたので、インタビュー形式で記載します。(川合さん→川:)
川:裸参り、見る側にも準備があるんです。
まず、日が近くなったらバケツの準備。奥さま方もはりきって大きいバケツを用意するので、
金物屋さんは忙しくなりますね。当日はバケツ5~6個並べるね。
そういえば、高齢の方のバケツの水くみと運ぶお手伝いをして、お駄賃もらったな。
ーそして、いざ水をかける段階になってー
川:みんなで冷水を思いっきりかけ合うから、とばっちりを受けることも。向かいの人にかけて怒られたりね。
年々エスカレートして、来年は隣の人より大きいバケツ用意しよう!とか。
ー楽しそう!ー
川:なんか、みんな水かけながら元気になるね。あれ?あの婆ちゃんあんなに動けたんだ!とか。
ー裸参りマジックですねー
川:集中してこの人にと、かける人もいましたが、列にムラなくかけるため、やはりバケツは何個か必要なんです。
ー走る側も見る側もみんな参加の行事という感じですねー
川:浪江の特徴として、お祭りや行事を楽しむってことがありますね。
浪江は約2ヶ月に1回、祭りや行事があるからね。2月裸参りや安波祭→4月桜祭り→7月野馬追→11月十日市→1月あるけあるけ、という感じで。
ーたくさんの面白いエピソード、ありがとうございましたー
お話を聞いていると、その場の光景が浮かび、私も今まさに水かけに参加しているような気持ちになりました。
走る皆さんはもちろんですが、水をかける皆さんも毎年いろいろな物語があるようです。
2月の一番寒い時季に、町が一番熱くなる裸参り。
水しぶきの中、町民の皆さんが元気にエキサイトする!そんな光景を早く見たいな、と願っています。
こんにちは、地域づくり支援専門員の引地です。
皆さん、幾世橋地区に新しい橋ができたことをご存知でしょうか。
もともとあった上川原橋が震災で損傷してしまったため、橋の架け替えとともに、幾世橋と北幾世橋を結ぶ道路が整備されました。
さっそく来福寺側から北幾世橋へ向かってみます。
名前は『来福寺橋』です。
奥に見える住宅は幾世橋住宅団地です、近隣の皆さんの新しい散歩コースが増えましたね。
さっそく開通日の午後に、ジョギングをしている方とすれ違いました。
そして次の写真の道路の先、幾世橋小学校跡地には『幾世橋防災コミュニティセンター』が建設中で、今年の3月には完成予定です。
緊急避難場所への距離が大幅に短縮された方も多いのではないでしょうか(ただし川を渡るので、水位が上がる前に早めに避難することは鉄則です)。
後日、幾世橋地区の区長の皆さんと北幾世橋の紺野さんが記念写真を撮ろうと集合しました。
「橋の開通というのは滅多にないからね」
「幾世橋地区としても念願の橋なんだ、最高の道ができたと思う」
開通を喜ぶとともに地区の大動脈の復旧にホッとされている様子でした。
来福寺橋、歩道も広くとても歩きやすく犬の散歩にもぴったりです。
皆さん、春になったら請戸川を眺めながらゆったりと歩いてみませんか。
こんにちは、地域づくり支援専門員の岸本です。
12月26日、幾世橋・北幾世橋北・北幾世橋南の3行政区では初詣の参拝者らを迎えるため、初發(しょはつ)神社、山津見神社、八幡(はちまん)神社3社の清掃活動が行われ、行政区長をはじめ、役員や組長の皆さん20名ほどが集まりました。
毎年10月と12月の2回実施されており、10月に続いて、今回もお手伝いで参加させていただきました。
この日は朝から雪が降り始め、あっという間に地面が真っ白に。参加された方からは「これじゃ落ち葉掃きじゃなくて雪掃きだなぁ」などの声も聞かれました。
ぱらぱらと雪が降り続くなか、皆さん持参された竹箒や熊手、手箕などを使い、境内の掃き掃除を開始。
初發(しょはつ)神社から始まり、山津見神社、八幡神社の順に、全員で回っていきました。
山津見神社を清掃しているときに、参加されている方から神社に関するお話を伺いました。
安産祈願の神社とされている山津見神社では、紅白いずれかの神枕(おまくら)をいただくという安産祈願の風習があり、子供が無事に生まれたときには、御礼参りで神枕の色に因んだものをお供えしていた、とのこと。お話をしてくださった方も、娘さんの安産祈願でお参りされていたそうです。
「心の支え」として脈々と継承されてきた神社。常に、人々の生活にあるものとして存在していたのだと感じました。
ブログをお読みの皆さんは、神社仏閣に関する思い出やエピソードはありますか。ぜひ教えてください。