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こんにちは、地域づくり支援員今野です。
続いて西台行政区での田植えについてお伝えします。
西台では昨年に引き続き震災後2年目となる田植えがおこなわれました。
3年前に立ち上げた西台生産組合の4人が力を合わせ、昨年より1町歩ほど増えた3町歩の水田で田植えをおこないました。
リースした田植え機の調子が悪かったことで午前中の作業が進みませんでしたが、午後から挽回。
若手のお二人の方に先輩農家が田植え機の動かし方や進め方などを教えていました。
大まかに説明を終えると「あとはやってみて、自分で考えてみなぁ」と一言。
年に1回しか経験する機会のない田植えを受け継いでいくためには、やはり実践しかありません。様子を見守りながら、ああだこうだとアドバイスしてやり取りする姿が印象的です。
田植え機で処理出来なかった角の部分などを手植えする姿は「これぞ田植えのイメージ」ではありますが、機械化はどんどん進んでいます。
今回も、各所での田植えを見学しながら、機械や進め方も様々でありつつも、毎年毎年進歩しているんだなあと感じました。
2年目の西台でのコメづくり、どんなお米が収穫できるか楽しみです。
こんにちは、地域づくり支援専門員今野です。
浪江町内の田植えの様子、今回は苅野地区の藤橋生産組合の皆さんを取材してきました。
藤橋のコメづくりが再開して今年で4年目となります。
規模は昨年より1町歩強を増やして6町歩程度となったそうです。
早朝から集まった10名以上の皆さんが、てきぱきと作業を進めて行きます。
田んぼの形状などから、手作業でレーキを用いて代掻き(しろかき)する作業が必要となるのか、佐々木区長が端から端へと忙しそうに走り回る姿が印象的でした。
他地区同様に藤橋行政区でも住民の帰還はなかなか進みません。
この日も避難先から多くの組合員の皆さんが集まっていました。
「この人数で作業するのは、なかなか大変だなあ」などの声も聴こえてきました。
藤橋生産組合では水稲のほかに玉ねぎにも取り組んでいるほか、帰還困難区域の赤宇木の団体がエゴマづくりに取り組むなどして、行政区内のほ場(水田や畑)で少しずつ営農再開が進んでいます。
今年も農作物の栽培を通し、地域の皆さんの交流が深まることを期待します。
こんにちは、地域づくり支援専門員今野です。
大型連休も明け、新緑が一段とまぶしい季節となった浪江町では、田植えに取り組む農家の方々を多く見かけました。
いくつかの地域を見学させていただきましたので、ブログでご紹介したいと思います。
今回は苅宿行政区の農家の皆さんのグループ”苅宿ふれあいファーム”による苅宿編です。
5月初日、種蒔き作業の2回目がおこなわれました。
種蒔きは機械を中心に会員の皆さんで作業を分担し、流れ作業で進めます。
苗箱に土を入れ種を蒔いた後は、苗箱をビニールハウスに移動し並べる作業です。
「最近どうしてる?」「スマートウォッチで健康管理できるの知ってっかあ?」など雑談も交わしながら、メンバーが息を合わせ作業を進めて行きます。
農作業はどれもかがみながらの作業になるので「腰痛になるかなあ~」と体調も心配しながら進めます。
コロナ禍で地域行事や集まり事もなかなかできませんが、農作物は待ってはくれません。
野外での作業が中心となることや、マスク着用等の感染対策もしながら、会員の皆さんが町内だけではなく避難先からも集って作業を進めていました。
苗が育てばいよいよ田植えです。田植え機を中心に様々な作業を、それぞれの持ち場で力を合わせて進めます。
田植え機に乗る人も交代しながら、あまり慣れていない人も先輩からアドバイスを受けるなどし運転していました。
少しずつ、世代交代を図ってるようでした。
苅宿では今年は15町歩のコメづくりに取り組むとか。これは昨年の5倍となるそうです。
コメづくりを再開してから3年目。少しづつ規模を拡大はしていますが14人の会員の多くは町外で避難生活を送っています。「このメンバー数でやるには、この規模ぐらいが限界かもなあ」そんな声も聞こえてきました。
震災と原発事故から年月が経ち帰還も進みにくい中、避難先からも集うことで何とか地域の農業を守っていますが、課題は山積しています。
しかし、お昼を一緒に取りながら、集まってする作業は楽しそうでした。
おいしいお米が秋に実るのを、楽しみにしています。
梅雨入り間近となりぐずついたお天気の日が続いておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。地域づくり支援専門員の岸本です。
さて、5月10日から12日までの3日間、権現堂地区では消毒散布が行われました。
この活動は、春秋の年2回ハエや蚊などの駆除を目的に、震災前から長年取り組まれているものです。私たちも自治活動のお手伝いとして参加いたしました。
作業は2チームに分かれて、3日間かけて権現堂1区から8区までくまなく歩いて回ります。区長や権現堂の有志の方に加え、なみともや東京電力の社員の方がお手伝いされました。
側溝や水路、草むら、ゴミステーションなど、虫が発生するであろうところは徹底的に消毒散布を行います。
途中、電動噴射機の調子が悪くなるといったハプニングに見舞われながらも、無事にすべての行程を終えました。
程よい疲れと地域のためにお手伝いしたという充実感は気持ちのよいものです。また、地域の一員としての意識が高まりました。
昨年は、コロナ禍により春の消毒散布の実施が中止となったせいか、夏場は例年よりコバエや蚊などの発生が多かった印象を受けました。今年の夏は、消毒散布の効果で快適に過ごせそうですね。
次回、9月に実施予定です。ぜひ皆さんもお手伝いしてみませんか。
こんにちは、地域づくり支援専門員の佐藤直美です。
4月17日、樋渡牛渡の田植え踊り練習会に伺いました。
見学だけのつもりが、人生初の田植え踊り体験をさせてもらいました。
扇子の向き、重心の位置、カウントの取り方、実に難しいのですが、保存会のみなさんに教えていただきました。
少しづつ体の向きや重心の位置が少しわかってくると、徐々に踊る楽しさを感じることができ、気持ちが田植え踊りに集中していきました。
まだ練習会に参加して2回目の方が美しく踊っていたのでお話を伺うと、小学生の時に踊っていたとのこと。芸歴は長かったベテラン新人さんでした。
田植え踊りの楽しさを身近に感じられた一日でした。
保存会のみなさん、ありがとうございました。
(4月5日のブログ「樋渡・牛渡の田植踊体験会」に掲載した動画で田植え踊りを見ることができます)