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こんにちは、地域づくり支援専門員の佐藤直美です。
天気にも恵まれ絶好の清掃日和となった4月24日、樋渡牛渡行政区のクリーン作戦が行われました。昨年はコロナ感染予防で中止だった為2年ぶりの開催となり、町内外から約30名の方が参加されました。
「お久しぶり」「遠いところからご苦労さん」など久しぶりに再会する声が聞こえ、清掃に参加するみなさんが集まった9時30分、鈴木区長からの挨拶で清掃スタート。同時に様々な方向へ向かわれていくのを追いかけ、お話を伺いながら一緒にゴミ拾いをしました。
高瀬川の美しい流れ、小鳥のさえずり、春の香りを感じながらの清掃活動は、とても気持ちの良い時間で、ごみ拾いをしながらリフォームした樋渡牛渡の家のお話など、聞かせて頂きました。
清掃時間は30分ほどでしたが、集めたゴミの量は下記の写真の通り。2年分のゴミを拾い集めました。
樋渡牛渡地区では7月に八坂神社の例大祭も開催予定。本当に楽しみです!
こんにちは、地域づくり支援専門員の引地です。
5月、澄み切った青空が気持ちいい季節ですね。
今年の桜の時季はあっという間に過ぎ去ってしまいましたが、
次のお花見はこちら、大堀地区小野田の清水寺はいかがでしょうか。
藤の花のカーテンが迎えてくれます。
風と共にほのかに漂う花の香り、写真でお伝え出来ないことが残念ですが、
花の前に座りご住職のお話を聴きながら、風に揺れる藤に見とれてしまいました。
奥の方にも棚が作られています。藤棚をもう少し広げようと構想中とのことです。
見頃はあと数日かと思います。
ぜひ藤の花の下で、青空を見上げてみませんか。
新型コロナウイルス感染症の影響により、気軽に会ったり集まったりすることが難しい状況が続いています。
一般社団法人まちづくりなみえ 町内コミュニティ再生支援事業では、町民のみなさん同士や地域が紙面を通してつながりを維持しながら、浪江町の情報を楽しんでもらえるようにと昨年7月から「なみエール」を発行しています。
5月1日に第五号を発行しました。
広報なみえ5月号の折り込みで町民の皆さんの手元に届くようになっています。
下記リンクからPDFをダウンロードし、なみエールをご覧いただけます。
(上の画像と内容は同じです)
ここをクリック
オモテ面「浪江のあれこれ」…今回は浪江町に住む若者の声をテーマに、20代の方3名にお集まりいただき、町のことや暮らしてみて感じることなどを伺っています。
手に取ってお読み頂けましたら幸いです。
“なみエール”今年度は8月、来年1月の順で引き続き発行を予定しています。
皆さんからのご感想やご意見、投稿などもお待ちしております。
こんにちは、支援員今野です。
今回は全域が帰還困難区域である津島地区の中の南津島上(みなみつしまかみ)行政区について、立ち入り許可を取り、紺野宏区長にご案内頂きながら視察しました。
まず初めに、特別通過交通制度で行き来できる国道114号沿いに位置し、沿道から建物を見ることができる南津島上集会所にご案内頂きました。
整備が進められている特定復興再生拠点区域内に位置しているということで、周辺でも除染や地ならしなどの整備が進められていました。
中通りへと通じる114号線沿いということもあり、東京電力福島第一原発事故の直後には160人から200人以上を見込まれる町民の方々が、入れ代わり立ち代わり避難してきたそうです。集会所として利用する前は、津島診療所として昭和50年代ぐらいまで使用されていたということもあって、説明を受けると確かにレントゲン室の名残りや入院用の部屋などがあり、さらには調理室も備わっていました。そのため避難されてきた方々が、ここで炊き出しをしたそうです。津島の皆さんが各家庭からお米を持ち寄ったり、大型の炊飯器を持って来たりするなどしたことで、温かいおにぎりを提供する事ができたとか。お味噌汁なども同様に調理し提供したため、とても有難がられたそうです。
調理室の前に掛けられたカレンダーは2011年3月のままでした。
倉庫も開けてもらいました。「肉まつり」として津島の方に親しまれた、屋外バーベキューで交流するイベント「いきいき夢まつり」で使用した看板や、盆踊りで使った櫓などが保管されていました。
盆踊りはすぐ東側の、元は分校のグラウンドで実施したそうです。集会所が建っている場所も、もともとは地域の運動会の会場でもあったとの話しで、この周辺は、地域の皆さんが集まって賑わい、交流を深めていた場所なんだなとしみじみ感じました。
次に紺野区長のご自宅をご案内頂きました。
古い歴史がありそうなお宅と言えばいいのでしょうか、聞くと「築200年ぐらいじゃないかなあ」とのことでびっくり。入ると土間で、本来は囲炉裏がある部屋など、配置が「津島の家の基本的な形」なのだそうです。
特筆すべきは、紺野区長宅は南津島の民俗芸能「田植踊り」の庭元であり、練習や本番で披露する畳敷きの18畳近い部屋があって「観る人はうちの中に上がり込んで鑑賞したんだ」そんなことを教えて頂きました。
家の後ろは少し高く丘のようになっており、北側の南津島上の家々を一望することができました。桜も少し残る季節、川の水が流れる音も聴こえ、なんとも言えないのどかな気持ちになり「ああ、これが津島の暮らしなんだろうなあ」と少し感じることができました。
最後に八幡(はちまん)神社を訪ねました。
こちらも114号線沿いに位置するため、通過する際に鳥居などを目にすることができます。社殿まで入り、中に保管されている子ども用のお神輿などを見せて頂きました。
秋に開かれる例大祭では三匹獅子なども披露されたり、南津島の田植踊りももちろん奉納されていたそうです
集会所は年に2回、草刈りなどし荒れないよう対策しているとのことで、八幡神社も綺麗だったことから皆さんで手入れしているのかなと感じました。
この周辺は特定復興再生拠点に含まれていることから、順調に進めば2023年3月までには避難指示も解除される予定です。
まだ、もうしばらく時間がかかることと、解除されることで問題が解決するわけではありません。津島の中でもごく一部が、困難を抱えながら、やっと一歩が踏み出せる状況だと思います。
区長はもちろん、避難されている住民の方お一人お一人が、ふるさとへの想いを持ち続けていると思います。コロナ禍もあり、避難されている皆さんのつながり・コミュニティ再生をどう支援していけるのかは難しい課題ではありますが、今後もできることを少しずつ、お手伝いしていければと思っています。
こんにちは、地域づくり支援専門員 今野です。
3月9日から3月28日まで、道の駅なみえのギャラリーコーナーで「懐かしのふるさと津島写真展」を開催しました。
町民の皆さんにご意見を伺う中で知り合った津島の皆さんに、原発事故前の懐かしい故郷の写真をご提供頂きまして、たくさん集めることができました。
その中からテーマを設け選んだ写真を、A1パネル12枚にして並べてみました。
東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から10年となり「節目」などと言われていますが、全域が帰還困難区域のままで、まだまだ復興への道のりは遠い津島地区。
(忘れることは決してありませんが)忘れてはいけない、という想いと、原発事故前の豊かな里山の暮らしを写真を通して感じてもらえればと思い、制作を進めました。
以上、12枚のパネルを展示しました。
展示期間中は感想とメッセージが書き込めるノートも設置しました。
お名前などの個人情報に一部配慮した上で、書き込んで頂いた内容を紹介します。
『津島で生まれ震災まで住んでいた者です。
友人から道の駅なみえに津島の写真が展示してあると聞き、
仕事終わりに二本松市からすぐ飛んで見に来ました!
この10年間、津島の為にと思い同級生に連絡をとったり、
仕事で津島の工事が出た時は率先して自分が行くよう努力しました。
津島は何年か経ったら風景が変わったり色々なことがあるかもしれないけど、
やっぱり津島が一番です!
隠れながらこれからも支援していきたいと思います。津島のみなさん、お元気で、、、』
『津島の亡き父がいました とってもなつかしい1枚』
『写真を見て、提供した方、すごいですね。私もこれから写真を見習って思い出を作りたいと思いました』
『津島出身者です。お墓参りの帰りです。
10年たちますが、むなしい気持ちでいっぱいです。いつになったらこの気持ちが変化するのか?』
『一日も早く家に帰れますように』
以上、未だに避難生活を続けている津島の皆さんの、複雑な心境や故郷への熱い想いが伝わってきました。
少しだけかもしれませんが、ノートを通じた気持ちのやり取り、心の交流ができたのではないでしょうか。そうなってもらえればと、願いたいです。
津島地区以外の方、町外の方からと思われる応援のような書き込みもありました。
『明るく楽しく穏やかな津島での生活が取り戻せることを心から祈っています』
『大阪から来ました。皆様の幸せをいつまでもお祈りいたします』
『津島に友だちがいました。今も友だち!いつまでも…』
『祈っています』
『何も言えません 原発いらないです!!』
以前の素晴らしい地域の様子に目を向けて頂くこと、そして津島の皆さんが未だに避難生活を続けている状況、更には、これからについて一緒に考えてもらえるようになれば…というのも今回の開催の一つの目標でした。
『写真でこの地のことを知らない私も以前の姿を知ることができました。ありがとうございます』
このような感想も頂きまして、少しだけかもしれませんが、津島を伝える場になったのではないかと感じました。
引き続き地域やテーマを設けて写真展などを開催し、浪江町の各地域の魅力を伝えていくのとともに町民の皆さんがつながるきっかけづくりができればと思っています。
写真や地域づくりにつながるアイデアなど、お待ちしております。