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地域づくり支援員の東山です。
さて、先週の権現堂地区に引き続き、10月14日(日)に
高瀬地区でもクリーン作戦を実施しました。
日曜日の早朝にも関わらず、今回もたくさんの方に参加いただきました!
集合時間が近づくと、集合場所の屯所に向けてあちらこちらから人が集まり、
休日の静かな時間に始まる地域活動の雰囲気が感じられ、とてもうれしく思いました。
クリーン作戦の開始にあたって清水区長よりご挨拶をいただきました。
「7年半ぶりにクリーン作戦を実施でき、感無量」との言葉が印象的でした。
今回はごみ拾いだけではなく、ごみステーションのなかの「違反ごみ」
(分別ができていなかったり指定の袋に入っていないもの)を片付け、再分別も行いました。
↑これが実施前
↑これが実施後
クリーン作戦終了後には区長より、高瀬の状況に関するお話しがあり、
参加された町民の方も熱心に聞いておられました。
また参加された方も、地区の道路の補修や街灯を増やしてほしい、などの要望も出されていました。
クリーン作戦に参加した感想として、
「世代交代もあり、初めて顔を見る人もいる。〇〇さんの息子さんと分かってよかった。たのしかった」
「草刈り、ごみ拾い等、定期的にあったらいいなと思う。また機会があれば声をかけてほしい」
「以前のように、偶数月か奇数月かどちらかに集まるようにしてはどうか。交流会、懇親会をもってはどうだろうか」
など、これからの地域づくりにむけたうれしい声も聴こえました。
そして、今回、高瀬地区に住んでいる復興作業員の方もチラシを見て参加され、
地域の方と交流する機会にもなったようです。
皆さん、熱心にお話してくださり、交流時間が当初の予定よりぐっと長く1時間以上になりました。
今回の交流会で出た話をこれからの地域づくりの参考にしていきたいと思います。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!
地域づくり支援員の東山です。
台風が接近する10月6日(土)、曇り空の下ではありましたが、
権現堂地区にて震災後はじめてのクリーン作戦を実施いたしました。
町内への帰還が少しずつ進んでいるものの帰還された町民同士が顔を合わせる機会は少ない状況です。
今回、震災前に行政区で取り組まれていた「クリーン作戦」を実施することで、
地域に住む人々が顔を合わせるきっかけをつくり、まずは互いの存在を知り交流することを目指しました。
当日は、朝8時と早朝にも関わらず、浪江駅前に20名以上の方が集まってくださいました。
冒頭には佐藤秀三区長より、ご挨拶いただき、「震災前の浪江町に戻すことはできないけれど、
震災前にやっていたことをやることで震災前の町に近づけたらいいと思う」とのお言葉が印象的でした。
その後、駅前から役場を目指し駅に戻ってくるチーム、駅周辺をごみ拾いするチームと、2つのチームに分かれました。
40分ほど掃除をした後、駅前に再集合し、参加者でお茶を飲みながら自己紹介と感想を話す等の交流会を実施しました。
参加した皆さんからは、
「震災前を思い出した。またこういった機会があったら声をかけてほしい」「権現堂にこんなに人がいると思っていなかった」など、
震災前の地域での活動を懐かしんだり、今現在、権現堂にどれくらいの人がいるのかを実感したりし交流を深めました。
また、「ここは何屋さんだったのかずっと気になっていた建物がうなぎ屋さんだと教えてもらった」
「ごみ拾いなのに焼きそば屋さんの建物を見て懐かしい味を思い出した」など、
結果としてクリーン作戦が「地域に何があったか、今どうなっているか」を感じ、共有するような「まちあるき」にもなっていました。
クリーン作戦はこの後、10/14(日)は高瀬地区、10/20(土)は酒田地区、10/27(土)は加倉地区、11/10(土)は幾世橋地区でも予定しています。
今後もこのような気持ちのよい汗を流しつつ、協働作業を通して地域のつながりを作っていけたらと思います。
皆さん、立野地区に広がる広大なコスモス畑はご覧になられたでしょうか。
もうそろそろ見ごろも終わりますが、25ヘクタールもの広さの農地いっぱいのコスモスは、見る人の心を和ませてくれました。
コスモスは立野地区農地復興組合が取り組んだもので、今年で2年目になります。
この日は、咲き終わるコスモスをトラクターでうない込んでいました。
事務局長を務める中野弘寿さんにお話しを伺うと
「立野地区の美化という目的だけではなく、コスモスを緑肥とする(栽培した植物を土の中にすき込み肥料にする)ことで、地力の回復も目指している」ということでした。
「震災前は減農薬や流通の見える化などに取り組み、安全でおいしいお米づくりをしていた」「除染で表土が剥ぎ取られ、土も入れ替わった。長い年月がかかって栄養いっぱいだった土壌が失われたので、なんとかして元の栄養ある田んぼを取り戻したい」と話していました。
除染や放射能への対策についても「よりしっかりと、生産者や消費者の気持ちになって進めてほしい」と国にも訴えていきながら、「来年は一部の田んぼで、米づくりに取り組んでいきたい」と抱負を語って頂きました。
本来の姿を何とか取り戻そうと、このように奮闘されている皆さんがいます。
私たちもしっかりと現状を伝えていきたいと思います。
そして来年どんなお米がとれるのか、とても楽しみにしています!
地域づくり支援専門員、今野がお伝えしました。
地域づくり支援専門員の引地です。
昼間はまだ半袖でも過ごせそうな日々が続いていますが、地域の至るところでは着実に季節が進んでいます。
こちら10月3日現在の津島地区です。緑の木々の中に、ほんのり色づいた紅葉第1号?を発見!
そして、つしま活性化センター前では風にゆれるススキが
津島の風景を夏の緑から秋色へと変えていきます。
私が感じる、秋を象徴するトップ3『紅葉・ススキ・とんぼ』を見つけることができました。
秋の移り変わりはスピードが早く、これから一気に季節が進んでいくことでしょう。
この1カ月くらいの変化が楽しみです。
地域づくり支援専門員の東山です。
秋分の日を迎え、猛暑の夏から比べると気温もぐっと下がり、
町内にはあちらこちらに彼岸花が見受けられるようになりました。
私たち地域づくり支援専門員は9/22(土)、23(日)の2日間、
お彼岸のお墓参りに来られる方々にむけて、苅野地区西台の共同墓地そばで
憩いの場・再会の場となりゆっくり語り合えるよう、
消防屯所をお借りし(その前でテントと椅子を設置し)飲み物を提供しました。
この取り組みは、区長や町民の皆さんのお話を伺うなかで、
帰還がなかなか進まない状況がある一方、お墓参りに来ることが、
町民の方々が顔を合わせる数少ない機会になりつつあることが分かり
それならば、お墓参りの後に交流の場を設けようと考えたものです。
お盆に町営大平山霊園で開催(https://www.mdnamie.jp/blog/403/)したのに続き、
2カ所目の取り組みとなりました。
テントの下はお参りに来られた方々の再会の場になっただけでなく、
それぞれのいまの暮らしや町の変化、町内でのイベントについてなど、
「生の声で地域を感じたり情報交換をする場」にもなっていました。
また、西台の大倉区長を中心に、集会所や行政区についての話題も上がりました。
「また来年もこういった場所をつくって」と言った声や
「ここにいると誰かしらに会えるわ」
「この場所があるのとないのとでは違うな」
などと言ったお声をいただきました。
この2日間の合計で100名近くの方に立ち寄っていただくことができました。
私たちはこれからも
こういった町民の皆さんが交流できる場を作っていきたいと思います。